厄年とは、陰陽道で、災厄にあいやすいので慎みふるまわなければならないとされる年齢のこと。
男は25歳と42歳、女は19歳と33歳(すべて数え年)。大厄は、男42歳と女33歳。
役物とは、屋根面のあらゆる端部で、納まりのために使用される部材の総称。
瓦葺きなら、特別な部分に使用する特殊な形の瓦のこと。
家主代行とは、戸建、マンション、アパートの大家の替わりに、家賃の集金、住人の間のトラブルの仲裁など、管理業務を行うこと。
屋根工事は、雨の多い日本の住宅にとっては、要といってもいい部分の工事。水切れの悪い屋根は、当然傷むのも早い。
一般に、屋根の形が切妻から寄せ棟や方形になるほど施工手間もかかり、コストもアップする。
また、屋根勾配がきつくなると屋根面積が増加し、やはりコストアップにつながる。
屋根不燃化区域とは、防火地域、準防火地域以外でも、屋根を不燃材料で作ることを自治体が強制できる区域のこと。
ユーティリティとは、ユーティリティスペースのこと。
使用目的は限定されないが、多くは洗濯場やバスルームのそばに作られている。
物干しに使ったり、家事作業場に使ったりと、どちらかといえば主婦のために便利なスペースといえる。
遺言とは、自分の死後に、資産を誰にどう分割相続させるのかを明確にしたもの。一般にその文書。
遺言には強い実現力があり、これに対抗するには、「相続人全員の合意」が必要になる。
遊休土地とは、ある一定規模以上の土地を取得して届出が終わっているにもかかわらず、2年たっても利用されていない場合、都道府県知事によって、その所有者に対し、「もっと有効に土地を利用するように」という注意の形で指定されるもの。
遊休土地に指定されたときは、その土地の所有者は6週間以内にその土地の利用や処分の計画を知事に届け出て、その土地の有効積極的な利用のために、助言や勧告を受けなければならない。これに従わない場合は、地方公共団体などと買い取りの協議が行われる。
有機リン系薬剤は、現場施工用の木材保存剤および防蟻剤に含まれる薬剤で、シックハウスの原因になっている物質のひとつ。
誘発目地とは、コンクリートの弱点であるひび割れに対する策のひとつで、さまざまな場所にひび割れがたくさんできないように、ある特定の目地にひび割れが集中するように人工的に作り出したもの。
優良分譲・公社分譲住宅購入融資とは、広告などで「住宅金融公庫融資付(優良分譲住宅購入融資)」または「住宅金融公庫融資付(公社分譲住宅購入融資)」と記載のある住宅を購入する場合に利用できる住宅ローンのこと。
床下換気口とは、木造建築において土台部分などの木材が湿気を帯びて腐ったりしないよう、基礎の側面に設けられる通気口のこと。
床下収納とは、おもにキッチンなどの床下に設置する収納スペースのこと。表面は床材と同じ仕上げをして、ふたを開閉して使う。
床下調湿炭とは、床下に敷き詰めることで除湿をしたり、有害化学物質を吸収させたりして住人の健康と、住宅の健康を保つための炭のこと。
床スラブとは、床面に使用されたコンクリートの厚い板のこと。
床高とは、直下の地面、あるいは基準とする地盤面から床の上面までの高さのこと。
建築基準法では、最下階の床の高さは直下の地面から床の上までを45cm以上にすること、と規定されている。
床面積とは、正確には、「建築物各階の、区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積」。
建物を真上から見たときの面積が、水平投影面積。
浮床工法とは、一般に、コンクリートスラブとフローリング板の間に、グラスウールなどの緩衝材をはさんで床を作ること。
輸入住宅とは、海外の設計思想による住宅を、資材別、またはパッケージで輸入して国内に建築する住宅のこと。
要役地とは、地役権の行使によって便益を受けている側の土地のこと。
用益物権とは、他人の土地を、ある目的で使用するための権利。地上権、永小作権、地役権などが、これに当たる。
容積率とは、建築物各階の床面積の合計が、敷地面積に占める割合のこと。
用途地域により制限があり、各都道府県でその数値は違う。
用途地域とは、都市計画法に基づいた市街化区域内のひとつの地域。
人口も多く、住環境において複雑な問題が出やすい市街地で良好な住環境を保つため、区域ごとに建ててよい建造物の種類を制限した地域のこと。
羊毛断熱材は、壁の内側で建物の基本構造部分を覆う、いわゆる内断熱工法に使われる材料のひとつ。
毛断熱材は、調湿性能、空気正常機能、難燃性に優れている。
予告登記とは、予備登記と呼ばれる特殊な登記のひとつ。
登記された該当不動産の所有権をめぐって、現在裁判による係争中であることを知らせるもの。
横線とは横線式工程表のこと。
最も多く使われるのは、縦軸に作業項目や工種、横軸に時間をとり、各作業の開始から終了までの時間を棒線で表した工程表。
預手とは、銀行振り出し小切手、通称「預金小切手」を略したもの。
不動産の残金決済など、多額の金銭をやり取りする際、持ち運びが容易、かつ安全で、お札の枚数を数える手間も省けるというところから近年利用される機会が増えている。